バイオレゾナンス療法についてご説明する際、ある人物のことなくしてはその成り立ちと歴史を語ることはできません。
その人物とは、ロイヤル・レイモンド・ライフ博士(1888-1971)です。
ライフ博士は名誉博士号を始め、世界的に偉大な14もの名誉と賞を与えられた優れた医師であり、科学者であり、発明家です。
ロイヤル・レイモンド・ライフは、1888年米国ネブラスカで生まれました。ジョンズ・ホプキンス大学で医学の勉強をした後、ハイデルブルグ大学にて細菌学を研究し、後に寄生虫学の名誉博士号を授与されます。
当時の倍率が低い顕微鏡に限界を感じていた彼は、独学で光学レンズについての知識を深めていき、その後も病原微生物の研究を推し進めていくためにカリフォルニアへ本拠地を移します。
それまでに彼が科学者として研究・構築してきた専門分野は、生化学(Biochemistry)、光学(Optics)、電子工学(Electronics)、放射化学(Radiochemistry)、航空学(Avitation)、飛行力学の化学・自由飛行における物質軌道の分野(Ballistrics)で、それらは現在も応用されています。
それら数々の深い知識を基に、彼は自分で機械を設計し、いくつもの発明品を世に出しています。
がんを始めとする深刻な病気の原因と、病原微生物との関係を突き詰めようと日々研究を重ねていた彼は、自分自身で顕微鏡を開発することに取り組みます。
なぜならば、当時の顕微鏡の倍率は最大でも2500倍で、これでは小さなウィルスを見ることができなかったからです。
長年に渡る試行錯誤の結果、彼はウィルスを見ることができる世界初の高性能顕微鏡を完成させました。
その後も開発を続け、5682もの細かい部品を組み立てて、倍率が60000倍もの驚異的な顕微鏡が完成します。
「ユニバーサル・マイクロスコープ」と命名されたこの顕微鏡により、ライフ博士は生きたままのウィルスを確認した、人類史上初の人物となりました。